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千原 順三
Strongly Coupled Plasma Physics, p.315 - 328, 1987/00
高密度プラズマに不純物原子を入れて、それから生じるX線分光を通じて密度温度の診断が行われている。高密度プラズマに原子が混入したとき、その原子核のまわりのポテンシャルは、周辺のイオン・電子のために大きく変化し、電離度・束縛電子のエネルギー準位は、密度温度に依存する。これらの計算法はまだ確立していない。ここで密度汎関数法と古典液体で成功を修めているHNC近似を用いて水素プラズマ中のNeの場合の計算を行なった。1.610個/cm~210個/cm,1.610~1.610Kの密度温度領域でのLymonの変化などを計算した。
千原 順三
Strongly Coupled Plasma Physics, p.587 - 596, 1987/00
液体金属をイオンと電子から成る2成分系として扱った場合、古典粒子と量子論的粒子の混合系を扱う必要を生じる。原子中電子、固体中電子に用いられている密度汎関数法をもとに、古典液体での粒子間相関を定める積分方程式(HNC方程式)を量子液体にも適用できるように拡張される。この方程式は、他の人々によって提唱されている方法も、その1段低い近似として含んでいることも示される。これらの関係と液体金属水素への応用例を含めてreview talkを行う。